SEO対策や、Googleマップ対策と、地名・駅名との重要な関係について解説します。

店舗や事務所など、拠点があるビジネス、いわゆるローカルビジネスの場合には、地名や駅名、さらには拠点の場所が直接的に集客や売上に関係してきます。

それは今にはじまったことでは有りませんが、昨今はさらに大きな差になって現れるようになりました。

立地が良ければお客様も集まる

これは誰でも想像がつく話しで、駅から遠いより近い方が有利ですし、人通りが少ないより多い方が良いです。

しかし、情報をネットで探すことが多くなった近年では、それらが更に重要な要素になってきました。

駅が重要なケース

駅名には、都道府県や市区の名前がそのまま付いた駅も多くあります。

例えば所沢なら、「所沢駅」が有りますし、目黒区には「目黒駅」があります。

所沢だとわかりにくいので目黒区を例にしますが、例えば目黒区に住んでいる人が歯医者を探すときには、「目黒 歯医者」と検索する人が多いと思います。

この時、検索結果の上位に表示される歯科医の多くは目黒駅から近い歯医者です。

ところが、目黒駅が有るのは目黒区の中でも端っこの方、いや、それどころか実は駅は目黒区内でさえありません。

目黒駅があるところの住所は実は品川区です。

でも、「目黒 歯医者」で検索すると目黒駅近辺の歯科医院が上位に表示されるのです。

これは恐らくGoogleが、検索者の意図を

「あ、この人はきっと駅近くの歯科医院を探しているんだろうな」と読んでいるからでしょう。

目黒区と言えばその中心を走っている路線は東急東横線で、駅としては中目黒駅、祐天寺駅、学芸大学駅、都立大学駅などがあり、自由が丘駅も目黒区内にあります。

しかし先ほど記載したように、「目黒 歯医者」で検索して上位に表示される歯科医院の多くは目黒駅近辺の歯科医院です。

屋号が検索に与える影響

駅の話と似ていますが、屋号に地名を入れている事業者さんもたくさんあります。

例えば池袋にある歯科医院なら「池袋歯科クリニック」のようにです(実際にあるかどうかは調べていません)。

このように、地名を入れた屋号も検索ではとても有利になります。

「池袋 歯科医院」などで検索された場合に上位に表示される可能性が高くなります。

これもGoogleが検索している人の意図を

「この人は池袋歯科クリニックを探しているのかもしれない」と読んでいるからでしょう。

実際にはこの検索者の意図は、「池袋歯科クリニック」という特定の歯医者を探しているのではなく、漠然と「池袋駅近くの歯科医院」を探しているだけなのかも知れないですが、Googleにはその検索者の本当の意図まではわかりません。

でも、Googleはできるだけ検索者の意図に合った検索結果を提供したいので、「池袋歯科クリニック」のように地名の入った屋号を上位に表示させる傾向にあるのです。

現在は位置情報が優先される

このページはだいぶ前に書いたものをリライト(書き直し)しています。

先ほど書いた、「駅が重要なケース」や「屋号が検索に与える影響」は、今でも間違いでは有りませんが、最近では位置情報を利用して表示させる方が多くなってきたようです。

位置情報とは、検索している人がいる場所のことです。スマホを持っていれば、その人が今どこにいるのかをGoogleは知っています(位置情報をオフにしていない場合)。