このページでは、SEO対策に興味を持ったばかりの初心者の方を対象に、なるべく専門用語は使わずにわかりやすく説明しています。

これだけは知っておいて欲しいこと

今だからこそ力を入れる

まず最初に、SEO対策初心者の方にぜひ知っておいて欲しい重要なことを説明します。

海外では、デジタルマーケティング施策の中でもSEO対策は上位にリストアップされるくらい重要で、そえは2022年になっても変わらず、またこの先も人々が検索と言う行為を行う限り続きます。

アメリカでマーケティング情報を発信しているHubSpotの調査(マーケター1,500人を対象)によると、2020年にSEO対策に投資したマーケターは61%でしたが、2021年には69%でした。

また、マーケターの75% はマーケティング目標を達成するためにSEO対策がとても効果的だと回答しています。

「SEO対策は終わった(やる意味がない)」というような話がもう何年も前から言われるようになりました。しかし、ホームページを集客に結びつけるために、SEO対策はこの先も変わらず重要です。

「SEO対策は終わった(やる意味がない)」と言うのは、それまで活躍していたSEO対策業者さんにとっての話です。

つまり、彼らにとってはもう商売にならなくなったと言う意味です。

以前の業者さんがどんな事をしていたかというと、リンクを売る、ダミーのホームページをたくさん作って売る、小手先の対策しかしない、無意味なツールを売る、そんな事をやっていました。

今でも無意味なツールを高額で販売している業者さんは存在しますが、多くのSEO対策業者さんが撤退していきました。

上記に挙げたような対策方法も、以前は効果が有ったのです。まだまだGoogleが子供だった時代です。しかし、今はGoogleも成長し、賢くなりました。ですから、以前のような手法は効果がなくなってしまったのです。そして今後もSEO対策はますます複雑になり、そしてどんどん変化していきます。

しかし、GoogleやYahoo!などの検索サイトが使われなくなるならともかく、そうで無い限りは必ず検索結果には順位が付きます。

業者も撤退したほど難しくなったSEO対策に、初心者の人や一般の企業ができることは有るのでしょうか?

実は逆で、業者がいなくなり、Googleが賢くなったこれからこそ、小手先のテクニックだったり、無駄なページやリンクを大量に買うのではなく、誠心誠意ホームページと向き合うことでSEO対策は成功するのです。

GoogleはSEO対策について重要なことを言ってくれてます。

  • 興味深く有益なサイトにする
  • 読者が求めているものを把握して提供する
  • ユーザーの信頼を得られるようにサイトを構築する
  • 専門性と権威性を明確にする

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドより

上記に記載した4つの項目は、Googleが掲載している重要な指針です。要するに、「ホームページには専門性があって、興味深く有益な情報が掲載され、そして読者が求めている情報を書いてね」と言っているのです。

基本的にSEO対策はホームページに書かれている“文章”が大切です。この文章に書いてある内容によって、成否が左右されます。

その文章にオリジナリティや専門性が必要なのですから、それが書けるのは誰かといえば、業者さんではありませんよね。

お手伝いいたします

「文章が思い浮かばない」「題材が無い」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがご安心ください。ジオフィードがお手伝いさせていただきます。

いずれにしても、ホームページと向き合うことは、自社の製品やサービスと向き合うことでもあります。ホームページに書く内容を考えることで、逆に新しい製品やサービスにつながるアイディが思い浮かぶこともあります。

実際には小手先のテクニックも必要

Googleが賢くなり、小手先のテクニックは通じなくなってきました。しかし、Googleは膨大な評価基準を使ってホームページを評価し、順位をつけています。それらは公開されていない事も多いため、私たちはお客様のサイトと比較し、「何故このホームページは順位が上にあるのか」をツールなどを使って様々な角度から調べます。つまり競合調査です。

それ以外にも、様々な方法で情報収集し、効果のある対策を模索しています。

その中には、「小手先のテクニック」と言うと語弊があるかもしれませんが、ちょっとしたテクニックは多く存在します。これらもSEO対策では重要です。

ただし、「今有効な手法が、数カ月後には効果が無くなっているかもしれない」のも事実です。SEO対策のテクニックはGoogleとの追いかけっこで、常に最新の情報を把握しておくことも大事です。

SEO対策をざっくり説明すると

SEO対策とは、Search Engine Optimizationの略で、別の言い方をすると「検索エンジン最適化」となります。

検索エンジンというのは、GoogleYahoo!などの検索サイトのことだと思っていただければ結構です(以下、検索エンジン=検索サイトとします)。

Yahoo!の検索画面

ヤフーの検索画面イメージ

Googleの検索画面

Googleの検索画面イメージ

検索した後には、その検索結果が表示されますね。例えばGoogleで「天気予報」と検索すると下記のような検索結果が表示されました。

1番上はYahoo!の天気予報サイト、2番めは日本気象協会のtenki.jp、3番めは気象庁のホームページです。

この下にもたくさんの天気予報に関するホームページが並びます。

このGoogleやYahoo!で検索された時に、自社のホームページや個人のブログ記事などを上の方に表示させる(上位表示)ための方法をSEO対策と言います。

検索した人は当然ながら上の方にあるホームページから順番にクリックして見ていくのが普通なので、順位が上の方に有れば有るほどたくさんの人に見てもらえるということになります。

検索結果の順位は誰がどのように決めているのか?

検索結果を決めているのは、基本的には検索ロボットです。ロボットと言っても、こういうロボット↓

ロボット

ではありません。

インターネット上に公開されているホームページなどを巡回して情報収集しているプログラムのことで、クローラーとかスパイダーとも呼ばれたり、単にロボットと呼ばれたりもします。

そのプログラムの中の基準、理屈に沿って順位が決まっているのです。この順位を決める基準や理屈のことをアルゴリズムと読んでいます。

もちろん、このアルゴリズムそのものはロボットが勝手に考えて組み込んでいる訳ではなく、人間が考えてロボットに組み込んでいます。

具体的にどんな基準が有るのかは後ほど説明します。

ちょっとぴんと来ないかも知れませんが、少なくとも、どこかの誰かが直接ホームページを見て順番を決めている訳ではなく、プログラム(ソフトウェア)が勝手に情報収集して順番を決めていると言うことだけわかって頂ければ。

ちなみに昔は人間がホームページを見て情報を集めて、人間が直接順番を決めていた時代もあります。

いずれにしても、この検索順位で上位に表示されるようにホームページに工夫を加えることをSEO対策と言います。

SEO対策の大前提

検索サイトによって基準が違う

実は検索サイトはたくさんあります。

検索エンジンの一覧『ウィキペディア(Wikipedia)』

その代表的なものがYahoo!やGoogleで、他にもbing(ビング)やDuckDuckGo(ダックダックゴー)などがあります。前述のアルゴリズム(検索結果の順位を決める基準)は、検索サイトによって違いがあります。従って、ある検索サイト(例えばYahoo!)で検索した結果と、他の検索サイト(例えばGoogle)で検索した結果とでは順位が違う場合があります。

ということは、それぞれの検索サイトの基準を知って、それに合わせてSEO対策をしなくてはいけないのでしょうか?

Googleだけ対策すれば良い

検索サイトによって順位の基準が違うのであれば、それぞれの基準を調べて対策した方が良いとも思えますが、実際にはそれは現実的ではありません。

日本の場合、2022年春時点で検索サイトのシェアは

1位 Google 79.2%
2位 Yahoo! 19.88%
3位 bing 0.37%
(スマホでの順位です)。

引用元:Statcounter GlobalStats 
https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/mobile/japan

実はさらに言うと、GoogleとYahoo!の検索結果はほぼ同じです。なぜなら、Yahoo!もGoogleの仕組みを使っているからです。多少の違いはありますが、どちらを使ってもほぼ同じです。

ということは、100%近くをGoogleがシェアしているとも言えますので、Googleの基準を調べて、それに合わせて対策をすれば良いということになりますね。

ちなみに、Googleとbingでは検索結果は大きく違います

余談ですが、この記事を書くにあたり、念のためシェアを調べたのですが。
先ほど記載した順位はスマホ検索でのシェアです。パソコンでのシェアはbingが2位でYahoo!が3位というのには驚きました。PCでもGoogleが72.32%を占めていますが、その次にbingの15.16%となります。そして3位にYahoo!の11.77%となっています。PCでの検索エンジンシェアは、いつの間にかbingがYahoo!を抜いていたのですね。

昔は1位がYahoo!だったのですが(笑)

さて、そう言う訳で、検索サイトはたくさんあり、それぞれの検索サイトによって検索順位が変わって来るのですが、とは言えGoogleがほぼ100%を占める現状を考えると、SEO対策としてはGoogleだけ考えて対策をすれば良いということになります。つまり、SEO対策=Google対策という訳です。

対策の具体例

SEO対策=Google対策ということになりますので、まず何よりGoogleがどのように考え、検索結果の順位を決めているのかを知る必要があります。

しかしそれを説明する前に、その手法には具体的にどんなものが有るのか?を説明していきたいと思います。そしてここでは、わかりやすいように説明するために、以前行われていた方法も使って説明しています。しかし、それらの中には今はやってはいけない事、またはやっても意味が無いものも含まれますのでご注意ください。

まずは何よりキーワード

SEO対策の最終的な目的は、ホームページの検索順位を上げて、たくさんの見込み客や読者を獲得することにあります。

「とにかく誰でも良いからホームページを見てほしい」という訳ではなく、見込み客や読者になりそうな人に見てもらわないと意味がありません(そうでない人に見に来てもらっても意味がないということではありません)。

ここで、見込み客や読者の、「読者」と言うのはアフィリエイターになりたい方も想定して読者と記載していますが、見込み客の獲得も読者の獲得もその基本的な部分は変わらないので、今後は「見込み客」とだけ記載します。

さて、その見込み客になり得る人にホームページを見てもらうには、その見込み客が検索する際に使いそうなキーワードをリストアップします。これがまず第一歩です。検索キーワードとも言います。

例えば歯医者さんが、その歯科クリニックのホームページで集客(集患)したいと考え、SEO対策をするとします。

この場合、歯医者を探している人が検索しそうなキーワードをリストアップしていきます。これは想像もつきやすいと思いますが、歯医者を探すのは虫歯だったり、インプラントだったり、ホワイトニング、矯正などが目的です。

ですから、キーワードとしては“虫歯”、“インプラント”、“ホワイトニング”、“矯正”ということになります。

他にはどうでしょう?例えば所沢市に住んでいる人なら、“歯医者 所沢”と検索する人もいるでしょう。痛い治療が嫌いな人なら、“歯 治療 痛くない”と検索するかもしれません。予約しなくても良い歯医者を探している人なら、“歯医者 予約不要”と検索するでしょう。

このようにして、先ずは自院の診療内容や診療方針などと関連のあるキーワードをリストアップします。

このキーワードをリストアップする作業は、今も昔も変わらずSEO対策では重要な作業です。

キーワードを意識した文章を書いてホームページに掲載する

キーワードをリストアップしたら、それに沿った文章を書いてホームページに載せます。基本的に、ホームページに無いキーワードでは上位表示できません。例えば、「インプラント」というキーワードで検索された時に上位表示させたい場合に、ホームページのどこにも「インプラント」という文字が入っていなければ上位表示はできません。

たくさんページを作る

ホームページにはどんどんページを増やす必要があります。ページが増えれば増えるほど、そのページにはたくさんのキーワードが自然に入ります。このキーワードが検索された時に、そのページが表示される可能性が出てきます。

これは種まきのようなものです。ページを作ることで種は増やされ、やがてそれが検索にヒットすることになります。

以前はページを増やすためにホームページ制作業者に頼むのが普通でしたが、今は大企業でも無い限りそんなことはしません。自分でページを増やしていかないと追いつかないですし、自分でも簡単にページが増やせるようになったからです。

闇雲にページを増やしても無駄な労力になりますが、かと言ってホームページを作ったきりでほったらかしにしているとせっかく作ったホームページも役にたちません。

リンクを張る

ホームページの中のページから、同じホームページ内の他のページにリンクを張ったり、他のホームページからリンクを張ってもらったりします。

 ワンポイント

自分のサイトと他のサイトとのリンクを「外部リンク」と言い、自分のサイト内のページからページにリンクをすることを「内部リンク」と言います。
そして、こちらから見て相手のサイトに対してリンクすることを「発リンク」、相手からこちらのサイトにリンクしてもらう(リンクされる)ことを「被リンク」と言います。

リンクについて詳しくはこちらをご覧下さい。

Googleロボットは、基本的にリンクを辿って情報収集(クロール)していますので、リンクをしたりしてもらったりするのも大事です。

そのため、以前は「相互リンク」なんていうのも非常に流行りましたし、業者さんが大量にリンクを売っていたのもこのためです。

見えないところにキーワードやページの概要を入れる

専門用語でいうと、メタ要素とかメタ情報、metaタグと言いまして、人間には見えないけれどGoogleには伝わると言うものです。これをホームページの中に埋め込むのです。

人には見えないと言っても、全く見えない訳ではなく、ただホームページの表面上には表示されないと言うものです。

そこに、検索で使われそうなキーワード羅列して入れたり(meta keywords)、ページの概要(meta description)を入れておきます。良くホームページ制作業者さんが、「SEO対策済み」と言っているのはこれを指すことが多いです。これはやっておくべきなのですが、かと言って大きな効果は期待できません。なぜなら、誰でも簡単にできることだからです。

以上が具体的な手法ですが、前述した通りここで説明した方法は、SEO対策のイメージが理解しやすいように説明しました。従って今は使われなくなった古い手法も含まれ、それらは意味の無いものだったり、逆にやり方によってはやってはいけない事(スパム)も含まれます。

この後は、近年、そして未来も想定しつつ、最新の手法について説明していきます。

最新の手法はどんなことをするのか?

前述したように、SEO対策は難しくなっていますが、それは簡単に言ってしまえば、誰でも簡単にできるようなことは当然ながらたくさんのホームページで施策されています。

結局のところ、SEO対策はGoogleに気に入られるように作っていくことな訳で、言い方を変えればGoogleの要求に応えていかなくてはいけないと言うことです。その要求も場合によっては結構厳しいものもありますが、その分やっただけの効果は見込めると信じてトライしていくべきです。

また、中にはとても簡単にできるちょっとしたテクニックも有ります。

ここでは対策の一部をご紹介していきます。

1ページの文字数は多いほうが良い

1ページの文字数は多いほうがGoogleに好まれるようで、それは普段自分で検索して調べ物をしていても良くわかります。

多ければ良いというものでも無いですし、冗長化しているページも多くみかけますが、Googleが好むのですから仕方ありませんし、結局オリジナリティを出し、他のページと差別化するにもある程度の文章量は必要になってきます。

どれくらい必要かというと、最低1000文字以上は欲しいところです。

また、文章が多いということは、単語の数も必然的に多くなりますが、これもSEO対策上は大事なポイントです。

タイトルに数字を入れる

ページのタイトルに数字を入れる。これなら簡単ですね。ちなみにこのページのタイトルも、「2022年最新 SEO対策初心者のための解説記事」と、数字が入っています。

最近良くみかける、「○○の7つの方法」とか、「○○3選」などのように数字が入っているタイトルを良くみかけます。

確かに数字が入っていないより、入っていた方が見たくなりますよね。

外部リンクを張る

まだ誤解されている方も多いようですが、外部にリンクをしてはいけないと言うのは昔の話しです。確かに一時期は外部リンクが不利に働いていた時期もありました。しかし、今はページの中に必ず外部リンクを入れた方が良いです。

外部リンクとは、自分のサイト以外のサイトにリンクするという意味です。

例えば今読んで頂いているページも外部リンクを貼っていますね。

終わりに

簡単では無いですが、Googleの考え方を理解し、また効果のある方法を推測しながらトライアンドエラーでやってみるのは楽しくもあります。

今後もこのページや他のページなどで最新情報を配信していきます。

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