ChatGPTが話題ですね。

ネット上はもちろん、テレビでも時々紹介されています。

ちなみにチャットジーピーティーと呼びます。

このページでは、ChatGPTの紹介と、それをSEO対策やホームページ制作で使うケースをご紹介しています。ホームページ制作と言っても、制作業者側がコーディングやデザインで使うことではなく、ホームページの所有者が文章などのコンテンツ作りに使うケースを想定しています。

ChatGPTについて

いつから使われてるのか?

2022年11月30日に公開されました。IT関連のツールで、たった数か月でここまで成長して話題になったものはなかったのではないでしょうか。

1月にはユーザー数が1億人に達したというニュースも出ています。

どこが作っている?

ChatGPTを開発しているのは、アメリカ カリフォルニア州のサンフランシスコにあるOpenAIという会社です。AI(人工知能)の開発と研究を行っている会社です。会長兼社長はグレッグ・ブロックマン(Greg Brockman)という研究者で、学歴はハーバード大学、マサチューセッツ工科大学だそうです。

Greg BrockmanのTwitter

マイクロソフトも力を入れている

OpenAIにはマイクロソフトも投資していて、マイクロソフトが開発した検索エンジン「Bing(ビング)」の最新版にもその技術が使われています。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1476776.html

検索エンジンと言えばGoogleが独占状態にあり、Bingも健闘はしていますが、ユーザー数としては今のところ足元にも及ばない状況です。Bingと聞いても、一般の方だと知らない方も多いのではないでしょうか。Windowsパソコンを使っている人には必ずと言って良いほど目にしている、ブラウザー「Edge」に使われているのがBingです。

マイクロソフトとしては、何とか検索エンジン市場でGoogleに追いつき追い越したいので、そこで目を付けたのがOpenAIという感じでしょうか。

Googleに独占状態で何もかも握られているのも気持ちが悪いですが、SEO対策を考えるとGoogle対策だけを考えていれば良いので楽です。そこにBingが勢力をもつと、両方の対策をしなくてはいけないので面倒になるかも知れないですね。余談ですが・・・。

どのように使われている?

なんと裁判で判決文にも使われたり、システムの開発現場でも使われたりしているようです。

コロンビアの裁判官が、判決に今話題のChatGPTを使用した』というニュースが有ったり、システム開発においては「使ってみた」的な投稿が多数見られます。

ちなみに、私の大学生の息子も使っていて、宿題のお手伝いをしてもらっているようです。各国の大学などの教育機関では使用禁止にしたり、制限したりしているところも出ているようです。

「ChatGPTて何?」とChatGPTに聞いてみたら

「ChatGPTてなに?」

そんな方もたくさんいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明いたします。

既にご存知の方は飛ばして読んでください。

私の方で説明しようと思いましたが、せっかくなのでここはChatGPTに説明をしてもらいました。

その時のやりとりがこちら↓

ChatGPTについて説明

私が

hatGPTて何?

と質問を入力すると、

ChatGPTは、OpenAIによってトレーニングされた大型の言語モデルです。

と答えてくれました。

これでは説明として不十分だと思ったので、今度は質問の仕方を変えて

ChatGPTとは?

と入力すると、

ChatGPTは、人工知能技術に基づいてトレーニングされたコンピュータプログラムで、自然言語の入力を処理して文章を生成することができます。

とさきほどより詳しく説明してくれました。

ちなみに、質問の仕方を変えずに同じ質問をしても違う答えを返してくれますよ。

もう少し詳しく説明して欲しいので

もう少し詳しく

と聞いてみると

ChatGPTは、OpenAIによって開発された言語モデルです。大量のテキストデータを学習して、人間のように自然言語の入力を理解し、文章を生成することができます。このモデルは、質問応答、文書生成、対話システムなど、様々なタスクに利用されます。また、APIを通じて開発者が利用することもできます。

ということでした。

※ロボットの画像はChatGPTとは関係ありません。

実際に使ってみるのが一番です。

ちなみに、ChatGPTは無料で使えます。

ホームページ制作やSEO対策でどのように使う?

さてここから本題です。本題より前置きの方が長くなりましたのでご容赦ください。

ホームページ制作やSEO対策でどのように使えるかというと、ページの内容、文章作りに使えます。

特に有効なのがQ&Aです。Q&Aとは、「よくある質問」として掲載される内容のことで、専門用語ではFAQとも言います。

このQ&Aが、実はSEO対策でも重要で、これを充実させることで上位表示に役立ちます。

もちろん、自社の固有の内容を聞いてもChatGPTには答えられませんので、一般的な質問になります。

例えば具体例をあげると、歯科医院なら

「インプラントに関する質問を挙げて」と入力すると、

「はい、インプラントに関する質問をいくつか回答します。」

と表示されて、インプラントに関するQ&Aを列挙してくれます。

最初にいくつか表示されますが、さらに「他にも質問をください。」とか、「もっと」と入れるとさらに列挙してくれます。

内容としては、そのまま使えるものもあると思いますが、ある程度は修正も必要でしょう。

このように、Q&Aのコーナーを充実させるのが一番有効な使い方だと感じます。

Q&Aではなく、ブログなどのページ作りにも役立てることはできます。ただし、これについては若干工夫が必要です。

例えば、整体院のホームページなら

「良い整体院の選び方」というページを作りたいとします。

これをChatGPTでそのまま入力すると、下記のようになりました。

ChatGPTの画像

これだけでは内容としてもイマイチですし、文章がもっと必要ですね。

ただ、ChatGPTを使ってみると、上記のようにポイントを列挙する回答が多いようでした。これだけだとページとしては寂しいので、質問工夫しながら使ったり、何より独自の考え方やノウハウを記載して肉付けしてあげる必要はあります。

特にSEO対策としても今後重要なのは「独自性」や「専門性」などで、それに対してChatGPTはあくまでネット上の情報をまとめたものにすぎません。

ですからChatGPTだけを使って完結できるほどのものではなく、あくまで文章作りの手助けという位置づけになります。

ChatGPTも凄いけどDALL·E 2もかなり凄いという話し

ChatGPTはOpenAIが開発していると紹介しましたが、OpenAIは他にも凄いツールを開発しています。それは、DALL·E 2(ダルイーツー、多分)です。

DALL・E2は、文章からリアルな画像やアートを作成できるAIシステムです。

私もまだ使っていませんが、説明を読むだけでそのすごさがわかります。

これもSEO対策で使えます。

GoogleのSEO対策では、文章だけでなく動画や画像も大事です。ページの中に、文章だけでなく画像を多く使うことで上位に表示される可能性が上がりますが、そこで使う画像はオリジナルであることが大事です。他のサイトから持ってきたりせず、ご自身で撮影した写真だったり、作ったものであることが大事なのです。もちろん、無料素材で使われている画像もオリジナルではありません。

写真にしやすい商材を扱っている方や、イラストを描けるような人なら良いのですが、そうで無い限り画像を用意するのは容易ではありません。

そこで、このDALL・E2が使えるのではないかと考えました。

実際に使ってないので詳しくは書けませんが、近いうちに使ってみたいと思います。

まとめ

SEO対策のためにブログやページを作っていく際に、最善の方法は運営者がご自身の知見や考え方を文章として表現することです。

しかし、それだけではなかなかブログの更新も大変です。

そこで弊社のサービスでも行っていますが、ライターさんに記事を書いてもらうという方法があります。ただ、ライターさんは基本的にはその道のプロではなく、ネット上の情報を集めて独自の文章に仕上げるというスタイルになります。例えば医療系の記事を書いているライターさんの多くは、医療関係のプロではありません。歯医者の記事でしたら、歯科衛生士の資格を持っていたり、歯科医院で事務として働いた経験のあるライターさんは多いですが、歯科医師の資格をもったライターさんは少ないです。

また、ライターさんに依頼すると費用がかかります。

ChatGPTが、このライターにとって代わるくらい優秀ならと期待しましたが、残念ながら今の段階ではライターさんの仕事には遠く及びませんでした。

現段階では、SEO対策を考慮すると下記の優先順位になります。

  1. 自分で文章を考える
  2. ライターに依頼する
  3. ChatGPT

ただ、先ほど書いたQ&Aなど、使い方によってはかなり手助けになるツールであることは間違いないですし、ユーザーが増えれば増えるほどAIの学習も進むと思いますので、今後はその有用性もかなり期待できるのではないかと思います。

ChatGPTの出現は、いよいよAIが身近になってきた、そう思わせるような出来事でした。